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オ・レイ!闘牛を見にアルルへ・後編〜そして考えたこと。
2008/04/08(Tue)
お待たせしました。続編です!


ようやくアルルへ到着。何もない駅から中心地へ、人の波に乗ってGO!
…良かったー。こんな事もあろうかと、今日は特別に“個人旅行”を持ってきておいたんだ。
観光案内所も離れてるし、今日は心強い見方。
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(2007/11)
不明

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街が近づくにつれて段々と人が増えてきた。

…パーーーン!!!

ナニ!?
音のする方へ駆けていくと、人ごみの中に一台のトラックが。
後ろ向きに止まっているトラックの荷台の所から柵がかけられていた。

もしかして…

どーーーん!
扉が開くと同時に出てきたのは仔牛だった。
Corrida5.jpg
若い男の子達が自分の上着をひらひらさせながら、挑発していた。
上着に向かって突進する牛のひづめが、雨上がりのアスファルトの上をつるつると滑ってしまい、突進していく度に転んでしまう牛。

アスファルトにたたきつけられた足は傷だらけ。とても痛そう。
トラックに戻りたくてもドアが閉まって戻れない。
仔牛の鳴き声は、悲しい泣き声のようで、なんだか私も泣きたくなった。

観客が罵声を浴びせる。子供も、大人も。

なんなんだ、これ?
しばらく呆然としていたんだけれど、とにかく街を散策することに…
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道は例の柵で覆われていて、牛が放されているときは、通行止め。
Corrida7.jpg

とうとう見えてきた。世界遺産でもあり、本日の会場、古代ローマ劇場が。
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近くの売店で。会場付近ではそれっぽい音楽がかかっていて、街はお祭り気分一色!・・・こういうのを見たら、あぁ、お祭りなんだ。って思って少し楽しい気分になってきた。
Corrida10.jpg

街を散策中に遭遇したおまわりさん。この時期は特別に馬に乗るんだって。(直接聞いてみた。)
Corrida12.jpg

お菓子屋さんも大張り切り。この牛はおとぼけ顔。
街を散策しつつ、ようやく観光案内所へ到着。地図をもらって、訪ねたのは、ゴッホの絵の題材になった橋への行き方。今日は祝日で、ご覧の通り、牛で通行止めのため、バスで行くのは無理。
「歩いていくとどのくらいですか?」
「45〜50分ですかね。」
… … 行くか。よし、行こう!
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道路に出て、橋を渡って川岸に出たらそのまままっすぐ。少し歩くと、もうそこは車の音さえ聞こえない、自然の中。
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春見っけ!
Corrida15.jpg

強い風が、川の水面を滑るように駆け抜ける。風の通ったあとが太陽に照らされてキラキラ光ってとても綺麗。ざわざわ。聞こえるのは葉の揺れる音だけ。
頭の中で、『はーるの小川はーさーらーさーらーいーくーよー…♪』と歌いながらテクテク、テクテク。
歩くことしばらく。
Corrida b

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ようやく到着。ゴッホの絵も一緒に飾られていた。これは再現したものらしいんだけど、周りが静かな所だし、マッチしていて、とても良かった。
少しゆっくり見たあと、Uターン。来た道をそのまままた45分かけて戻った。
途中、自転車に乗った親子連れがスイスイーと抜かして行ったり。そして、また一人で歩き続けた。



街に戻ったら、違うところでも牛を放していた。
馬に乗った人達が駆け抜けて…なんなんだろう?ってその時は彼らが何者かわかっていなかった。

…気を取り直して、カフェにで、ランチ。
少し歩き疲れたし、丁度良かった。キッシュとサラダを食べて、コーヒーを一杯。ほっと一息。

…そんなこんなで時間。

Corrida18.jpg


Corrida e

あ、さっき見た馬達?街を駆け抜けていった、馬の集団はコレだったんだ。
Corrida d

結構賑わってきた。
Corrida c

看板を持った人が。…一人欽ちゃんの仮装大賞を思い浮かべてのんきに構えていた。
ブラスバンドの人達が音楽を演奏して、お祭りムード全快!

…とウキウキしていたのはこのときだけ。

その後のことといったら、本当に悲惨だった。
何人か、その布をもった人達が、メインの人が危険におかされたときにおとりになるように、端に構えていた。最初に、馬に乗った人が槍で思いっきり牛を突っついて傷をつけた後、馬に乗っていないメインの人が出てきた。メインの人が、さらに傷つけて、牛が倒れるまで、繰り返していた。

たまに人の方が危険になると、待ち構えていた人達がわらわら出てきて、
『こっちこっち!』と布をひらひらさせて気を引かせる間に、メインの人が体制を立て直す。
人は牛が突進してきても隠れる所があちらこちらにあって、なんだか不公平。

そのうち、傷だらけの牛が倒れて、…終り。
そこで、街で見かけたロバが出てきた。
→そのときの写真。
Corrida a

どうも、倒れた牛を運ぶ役だったらしい。牛をつながれたロバ二頭が、そのまま牛を引っ張って、退場…うぅっ…なんか…凄い所に来てしまった。ちょっと帰りたいかも…
観客は「オーレイ!」と口をあわせてノリノリだけど…

これって、何の為にやってるんだろう?
イースターの特集って書いてあったけれど、イースターと関係があるんだろうか?
牛一頭に対して、時には何人もかかって、牛が近づくと隠れて…って
…なんかいじめているみたいに見えてしょうがない。
Corrida f

帰り、ビニールシートをかけられた、死んでしまった牛達が、トラックで運ばれている横を通ってきた。…フランスは殺さないって言ってた友人。そんな事はなかった。倒れるまで続けてたもん。その結果がこれ。

でも、街の人たちが子供も大人も自然に楽しんでいるのを見ると、これも文化なのかな、とも思う。
確かにたまに凄いなぁって思う闘牛士もいて、思わず
「オォー!」と声をあげてしまった時もあったんだけれど、やっぱり、今こうして時間が経った後も、なんか痛々しい感覚が抜けない。
そもそも、スペインから来たこの闘牛。
なんでするようになったんだろう?
動物愛護団体が反対してるって言ってたな。
なんだかその意味が良くわかる。でもその一方で街に溶け込んでいる、これも文化の一つであって…。普段、文化を守ろうと言っている反面、本当に禁止になって、なくなったら、この街の人たちはどうするんだろう?っていう気もするし、どうなんだろう?わかんなくなってくる。
これって元々、ただ単に『オレ、強いんだぜ!』っていうのを示す為のものだったのかな?
Corrida Wikipedia

↑ちょっと見て見ます。何も知らないで、アーダコーダ言うのは好きじゃない。
でも、こうして動物が死んでいくのは、やっぱり嫌だな。


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